
マインド・ボディ・ムーブメントについて
書籍『ウイングメーカーⅢ』に収録されている、哲学第4室のグランド・サイクルに関する記述は結構分かりづらい代物で、以前、海外のフォーラムでも何度も議論されてきました。ネイティブでも相当に分かりづらいようで、今は亡きジョン・バージェスさんが直接マークを通じてサラとジェームズに確認を求めていました。
その時にジョンが教わった情報を元に、ポピュラーなやり方を私の個人的な解釈を絡めながら、簡単にご説明してみます。哲学第4室のマインド・ボディ・ムーブメントは、WMのCDを使った自由形式のダンスです。
※現在は、下記無料のサービスで音源を利用できます。
https://soundcloud.com/wingmakers-com
まず、使用する楽曲は、AA遺跡のChamber7からChamber24の計8曲。(Chamber21は2曲構成ですが、グランド・サイクル上は2曲で1曲分とみなします)
最短のスケジュールで説明しますと、その8曲を2曲ずつ、順番に使用していきます。
最初の週に(毎日7日間)、Chamber 17と18を使用し、次の週はChamber 19とChamber 20、その次の週はChamber 21とChamber 22、そして最後の週にChamber 23とChamber 24といった具合に行えば、28日間で終了します。
次に用語の解説です。
Expression(表現)とは、ダンスの中で現れる身体的な動作のことです。この表現は1曲につき、(最低でも)7つの表現が求められます。つまり、毎日行う場合、身体的表現が変化しなくてはならないということです。「表現」と書くと、ダンスをされるか方は、「?」となるかもしれませんが、あまり難しく考える必要はありません。
まず、曲を聴きながら瞑想してみましょう。そして、身体を動かしたくなったら、立ち上がり、リラックスして自由に身体に表現させましょう。この表現には、何も規定はなく、旋回を繰り返すだけだったり、身体をスイングさせるとか、そんな程度でも全然OKです。人によっては、指に痺れを感じたり、重力の感じ方が変化したり、飛び跳ねたくなったりする人もいるみたいですね。イメージが掴めなければ、ナタラジ瞑想(Nataraj Meditation)がいい参考になると思います。
Cycle(サイクル)とは、曲を7回踊ることです。1つのサイクルを同時に行うのは2曲までで、且つそのサイクルは30日以内で完了しなくてはなりません。(短縮する分には全く構いません。)
Grand cycle(グランド・サイクル)とは、8曲の全ての表現(7×8=56)を行うこと、つまり56回のダンスのことを指します。このグランド・サイクルを完了するために要求される日数的な制限は一切ありません。6週間で終わろうと、半年かかろうと全く問題ないと、マークが述べていました。(各サイクルの間に期間が開いても大丈夫みたいです)
ここにジョンさんが用意したグランド・サイクルの用紙をご紹介しますので、参考にしてみてください。イメージが湧くと思います。
このシートの他に何かメモ帳を用意して、その日、自分がどんな動きをしたのか、どんな感じを受けたのか記録してみることも推奨されます。なかなか継続するのが大変ですが、生活のどこかに組み込んで行うと、それが特別な時間になります。
このグランド・サイクルは、哲学の中で述べられているエネルギー・システムのシフトと、総合モデルの形成を助長します。やってみると、なかなか楽しいです。あまり難しく考えず、伸び伸びと身体を動かしてください。
ダンスの後のエネルギーの放射も忘れずに。すべての瞑想と同様、肉体が表現した後に訪れる「静」の部分、クォンタム・ポーズでいえば、呼気と吸気の間にある「ヴォイド」に意味があります。
国内外の大勢のWMの探究者が行ってきた王道メソッドです。ボディ・インテリジェンスの活性化に主眼があると思われるその一方、WMの周波数に浸すことに隠された目的があると私は考えています。それにより、副産物として数々のイベントストリングスが起こります。環境を整え、疑わず、真剣に向き合ってください。
